DELLの13.3インチモバイルノートパソコンの「XPS 13 」をお借りしたのでレビューしたいと思います。
レビュー機のスペック
まずはレビュー機の「XPS 13 プラチナプラス (4Kタッチ・大容量メモリ&SSD)モデル」のスペックです。
通常のXPS13からディスプレイを4Kタッチ液晶に、メモリを8GB→16GB、SSDを256GB→512GBへとカスタマイズした高性能なモデルです。
機種名 | DELL XPS 13 プラチナプラス(4Kタッチ・大容量メモリ&SSD・ホワイト) |
価格 | 通常価格 177,980円 クーポン価格 142,384円 ~ レビュー作成時の販売価格 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-10510U |
メモリ | 16GB LPDDR3 2133MHz |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
グラフィックス | インテル UHDグラフィックス |
ディスプレイ | 13.3インチ 4K Ultra HD (3840 x 2160) フレームレス タッチ ディスプレイ |
光学ドライブ | なし |
質量 | 約 1.23㎏ |
バッテリー駆動時間 | 最大約11時間24分 (フルHDモデルは最大19時間24分) |
※表示されておりますスペック・価格につきましては記事掲載当時の情報となります。変更になる場合もありますので最新の情報は公式サイトにてご確認をお願いいたします。
DELL XPS 13 レビュー
デザイン
XPSシリーズといえばアルミ素材を使ったシンプルで高級感を感じるデザインが特徴です。
シームレスで一体感のあるデザインとなっています。
ディスプレイのヒンジ側に排気口が設けられていて、効率的に冷却できそうです。ベンチマークテストの際など高負荷がかかった時にはファンの音が少し大きくなり、キーボードのディスプレイ側が少し温かくなります。
XPSシリーズといえばパームレストにカーボン素材を採用しているのも特徴的なモデルですが、ホワイトモデルはグラスファイバー素材が採用されています。
グラスファイバーもカーボンモデルのような平織りの模様となっています。
キーボード&タッチパッド
キーボードもホワイトベースでボディと一体型になっているキーボードです。
キーボードの打ち心地は、ノートパソコンらしい短いストロークのキーボードですが、タッチがよく打ちやすいキーボードと感じます。
以前レビューを書いた「XPS 13 2in1」と比較するとストロークは長い印象で打ちやすいと思いました。
ホワイトLEDバックライトも搭載されていて、視認性が良いのも魅力的です。
タッチパッドはやや大きめで使いやすいサイズです。
表面も指を滑らせ易く、タイピング中に掌が触れてしまう誤作動もない使いやすいタッチパッドと言えます。
ディスプレイ
ディスプレイは3840×2160ドットの4K UHD画質のディスプレイでタッチパネルとなっているので、指で直感的に操作することが可能です。
ディスプレイは発色や色合いもとても良く、4K動画やデジカメ写真などを扱う方には非常にきれいで魅力的なディスプレイとなっています。
4K動画などを扱わない方にはフルHD液晶も扱いやすくバッテリー駆動時間も長いのでおすすめです。
インターフェイス
右側面
左側面
XPS13のインターフェイスはとても個性的で、3つのUSB Type-Cポートと、MicroSDカードスロット、音声入出力ジャックのみの搭載となっています。
個人的にはとても微妙なインターフェイスで、充電もUSB Type-Cポートで行うため、マウスとUSBメモリー、充電をするとほかに周辺機器を接続できないので、Type-Cドックという変換アダプタを接続する必要が出てきます。
割り切ってBluetoothマウスやType-Cに対応したメモリーなどを使う方には問題ありませんね。
XPS 13のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBNCH R20はCPUの処理性能を測るベンチマークソフトです。レビュー機のXPS13はインテル Core i7-9750Hプロセッサーという第10世代の4コア8スレッドのCPUを搭載しており、スコアもとても高い「1808」という数値となりました。
前回レビューした「XPS 13 2in1」では、同じくインテルの第10世代の「Core i7-1065G7」が搭載されていたのですが、そちらの数値がこちら
CPU以外のスペックが全く同じわけではないので、参考程度の数値となりますが、ベンチマークテスト上ではCore i7-10510Uプロセッサーの方が性能が高くなりました。
CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkはストレージの読み書き速度の速さを計測するベンチマークソフトです。
レビュー機にはNVMe SSDが搭載されていたので、読み書き速度は非常に速く高いスコアとなりました。
ストレージの読み書き速度はノートパソコンの使い心地に直結するパーツですので、読み書き速度が速いのはとても魅力です。
ドラゴンクエスト X ベンチマーク
レビュー機のXPS 13は「インテル Core i7-10510Uプロセッサー」を搭載したモデルで、内蔵グラフィックスは「インテル UHD グラフィックス」というグラフィックスです。ゲーム用グラフィックスでは、ドラゴンクエストは比較的軽めの3Dゲームなので試してみました。結果は「スコア:6142」で「快適」となりました。
CINEBNECH同様に前回レビューした「XPS 13 2in1」の「Core i7-1065G」に搭載されている「Iris Plus」という性能の高い内蔵グラフィックスでは、
「スコア:10933」という高い数値となっているので、内蔵グラフィックの差があることがわかります。
ベンチマークテストで比較してみると、同じインテルのCPUでも性能に特色があることがわかりますね。
現在、DELL XPS13には「インテル Core i7-1065G7プロセッサー」を搭載した新モデル「New XPS 13 ノートパソコン (9300) (2020年2月14日発売)」も販売されていますので、グラフィック性能の高いXPS13をお求めの方はそちらがおすすめです。
「XPS 13 プラチナプラス (4Kタッチ・大容量メモリ&SSD)」のレビュー まとめ
高性能なCPUと読み書き速度の速いNVMe SSDを搭載したモデルなので、Windowsの起動からアプリのインストール、起動という作業が非常に速くて、すぐに使いだせるのを感じます。
3840×2160ドットの4Kタッチディスプレイは、画質の高さだけでなく発色や色合いもとてもきれいで、ノートパソコンを使うのが楽しくなるディスプレイです。
キーボードはストローク短めですが、打ち心地は悪くなく「XPS 13 2in1」と比較しても打ちやすいと言えるキーボードとなっています。
タッチパッドも質感がとても良くて高級感を感じられるタッチパッドです。
私がXPS13をレビューしてみて唯一、使いづらいと感じたのはインターフェイスの少なさですが、割り切って使えれば欠点にはならないかもしれませんね。
コンパクトで軽量な、ワンランク上のモバイルノートパソコンとして「XPS 13 (7390)」はとてもおすすめだと思います。
「DELL XPS 13 (7390)」には今回レビューした「プラチナプラスモデル」のほかに、Core i5プロセッサーを搭載して10万円を切る価格となったモデルもラインナップされていますので、「XPS13のデザインは欲しいけど、そこまでの性能は求めていない」という方にもおすすめです。
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