DELLの16インチゲーミングノートPCの「DELL Alienware m16 R2」をお借りしたので、実機レビューしていきたいと思います。
DEL Alienwareシリーズは、高性能なCPUとグラフィックスチップを搭載した本格的なゲーミングPCです。
今回のレビュー機は16インチディスプレイを搭載した「DELL Alienware m16 R2」です。
DELLの16インチゲーミングノートPCには
- DELL Alienware m16 R2
- DELL Alienware x16 R2
の2種類のゲーミングPCが販売されていて、今回のレビュー機の「DELL Alienware m16 R2」は、ミドルグレードのスペックを搭載することで価格を抑えることができます。
「DELL Alienware X16 R2」の方は、最上級のスペックとボディの各所に搭載されたイルミネーションライトが特徴の最高峰のゲーミングノートPCとなっています。
レビュー機のスペック
今回のレビュー機は最新の「インテル Core Ultra 9 185H」と「GeForce RTX4070」を搭載した、ゲーミングノートPCの中でもスペックの高いモデルでした。
レビュー機 | DELL Alienware m16 R2 |
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価格 | 販売価格 355,980円(記事執筆時点) ~ |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー185H (24MB キャッシュ, 16 コア, 22 スレッド, 最大 5.1 GHz まで可能) |
メモリ | 32GB, 2x16GB, DDR5, 5600 MT/s |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4070, 8 GB GDDR6 |
ディスプレイ | 16インチ, QHD+ 2560x1600, 240Hz, 非タッチ, 100% sRGB, 3ms, アドバンス オプティマス, CV Plus, NVIDIA G-SYNC |
光学ドライブ | なし |
質量 | 最大重量 : 約2.61kg |
DELL Alienware m16 R2はCPUは「Core Ultra 7 155H」と「Core Ultra 9 185H」を搭載したモデルが販売されていて、グラフィックスチップは「GeForce RTX4050」から「GeForce RTX4070」まで搭載されたモデルが販売されています。
メモリやストレージは購入時にカスタマイズが可能となっています。
DELL Alienware m16 R2のレビュー
デザイン
DELL Alienware m16 R2は「ダークメタリックムーン」ボディにAlienロゴが配置されているのが特徴です。
Alienロゴは専用のアプリケーションソフトで点灯方法や色を変えて楽しめます。
底面はハニカム模様のデザインの通気口が設けられています。
スタンダードなノートPCと違い、細かいデザインもゲーミングPCらしくなっていると感じました。
ディスプレイ
ディスプレイは「16:10」のアスペクト比を採用した2560×1600ドットのQHD+画質のディスプレイで、240Hzリフレッシュレートに対応したディスプレイです。
動きの速いゲームを楽しむにはリフレッシュレートが高いディスプレイがとてもおすすめで滑らかな映像でゲームを楽しむことができます。
また、「100% sRGB」という色域の広いディスプレイで、実際の色に近い表現ができるのが特徴です。
16:10アスペクト比になることで従来の15.6インチノートパソコンよりもディスプレイを広く快適に使うことができるように思います。
キーボード&タッチパッド
キーボードは「Alienware Mシリーズ AlienFX RGBキーボード」というキーボードが搭載されています。
レビュー機では「日本語キーボード」が搭載されていますが、購入時には「英語キーボード」も選択可能です。
各キーにはフルカラーのLEDバックライトが搭載されていて、専用のアプリケーションソフトで簡単にカラーや点灯方法などをカスタマイズして楽しめます。カラーはキー毎に設定できるようになっています。
キーボードの使い心地としては、スタンダードのノートパソコンと比較してもタイピングのしやすいキーボードだとかんじます。
キーピッチや配置は標準的で、キーの形状は指にフィットするように感じます。ソフトな打ち心地の中にスイッチ感を感じることができるキーボードで心地よくタイピングができます。
ゲームを楽しむ上でキーボードの使い心地は非常に重要ですが、このキーボードであれば長く快適に楽しむことができそうです。
タッチパッドはボタンが一体型になっているタッチパッドで、こちらにもイルミネーションが搭載されています。
タッチパッドは普通のタッチパッドでそれほどスペースは大きくないですね。
インターフェース
DELL Alienware m16 R2のインターフェースは左右の側面と背面側の3方向に配置されています。
右側面にはUSB Type-Aポート (USB 3.2 Gen1)×2、MicroSDスロットが搭載されています。
左側面には有線LANポートとヘッドホンとマイクのコンボジャックが搭載されています。
背面側にはUSB Type-C×2ポート、HDMI、電源ポートが搭載されています。USB Type-Cポートの片方はPowerDeliveryとDisplayPortに対応しています。
背面側のインターフェースが配置されている両端にもハニカム模様の排気口が設けられています。
DELL Alienware m16 R2の性能
DELL Alienware m16 R2はファンの回転数やCPUの使用率などを専用のアプリケーションソフトで確認することができます。
またキーボードの機能キーにワンタッチでパフォーマンスモードを有効にすることができるので、ゲームを快適に楽しみたい方や負荷の高いアプリケーションソフトを使う際に良いですね。
パフォーマンスモードを有効にするとファンの回転数が上がり冷却効率を高めてくれるのですが、ファンの音が結構大きめなので、ゲーム中はヘッドセットやイヤホンを付けるので自分はあまり気になりませんが、周りに人がいるとうるさく感じるかもしれません。
CINEBENCH
CINEBENCHのスコアは画像の通りです。
CrystalDiskMark
ストレージの読み書き速度を計測するベンチマークテストです。
レビュー機のストレージは「32GB DDR5-5600MT/s」でしたが、シーケンシャルリードで7000MB/sを超える高速な読み込み速度となっていました。
キビキビとしたレスポンスの良い動作に貢献していると思います。
ゲーム用ベンチマーク
レビュー機には「GeForce RTX4070グラフィックス」が搭載されていますので、ゲームのベンチマークでも性能チェックをしました。
ドラゴンクエストのベンチマークテストでは最高品質にしても余裕の結果となっています。
ファイナルファンタジー14のベンチマークテストです。
DELL Alienware m16 R2のディスプレイは2560×1600ドットなので、ゲームの設定も2560×1600ドットに設定してみました。
2560×1600ドットの設定にすると画質が非常にキレイです。
結果は「快適」ということで高解像度で楽しもうと思うとフレームレートは少し下がりそうです。
画質設定を1920×1080ドットにすると「非常に快適」になりました。
DELL Alienware m16 R2 レビュー まとめ
DELLの本格ゲーミングPCブランドの「Alienwareシリーズ」の16インチゲーミングノートPC。
ゲーミングノートPCの中ではベーシックからミドルハイグレードのスペックを搭載可能で、上位モデルの「DELL Alienware X16 R2」と比較するとスペックの割に安く買うことができるモデルです。
レビュー機は「Core Ultra 9 185H」と「GeForce RTX4070」という高性能なスペックが搭載されたモデルでしたが、これだけのスペックであれば幅広い3Dゲームも快適に楽しむことができるでしょう。
ディスプレイは2560×1600ドット、240Hzリフレッシュレートというゲーム向きのディスプレイが搭載されていて、高画質で楽しむことも出来るし、高フレームレートで有利に戦うことも出来るディスプレイとなっています。
本体のトップカバーとキーボードやタッチパッドの縁などにフルカラーRGBバックライトが搭載されていて、見た目にもゲーミングPCらしさを楽しむことができるのが「Alienwareシリーズ」の良さでもあります。
高性能なだけでなくゲームを快適に楽しめるキーボードやディスプレイなどが搭載されている本格的なゲーミングノートPCです。
外出先などでもゲームを快適に楽しみたい方に非常におすすめのモデルです。
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