最新のDELL Inspiron 16 5640という16インチのスタンダードノートパソコンを借りられたので、実機レビューしていきたいと思います。
DELL Inspiron 16 5640の特徴
DELL Inspiron 16 5640は、新しくなったインテルのCPUを搭載した16インチのスタンダードノートパソコンです。
最新のインテル Core 5 120UプロセッサーやCore 7 150UプロセッサーといったノートパソコンのベーシックなCPUを搭載しているモデルです。
本体の重量が約1.6kgと16インチノートパソコンの中でも軽量で、持ち運んだりもできるモデルとなっています。
↓↓DELL Inspiron 16 5640の詳しい特徴やラインナップなどはこちらにまとめています↓↓
DELL Inspiron 16 5640のレビュー
デザイン
DELL Inspiron 16 5640には「アイスブルー」と「ミッドナイトブルー」の2色のカラーバリエーションが用意されています。今回お借りしたレビュー機は「ミッドナイトブルー」というカラーです。
アルミ素材が使われた筐体で、ミッドナイトブルーのデザインと合わさって高級感を感じることができます。
底面側も統一感のある「ミッドナイトブルー」のカラーとなっています。
今まではキーボード面にスピーカーが搭載されていましたが、今モデルからキーボードがテンキー付きになった都合なのか、底面側にスピーカーの穴が設置されています。
写真ではわかりにくいのですが、ボディのエッジが丸くなって、肌触りが優しくなっている印象を受けます。
ディスプレイのヒンジ部分の作りも少し変わっています。
ディスプレイを最大まで開いた状態です。
それほど大きくはありませんが、普段使っている分にはこれ以上開く必要もないので問題ありませんね。
ディスプレイを開くとキーボードが少しチルトアップしてタイピングがしやすくなるように工夫されています。
ディスプレイ
ディスプレイは1920×1200ドットのWUXGA画質のIPS液晶が搭載されています。
カタログのスペックでは「250nit」となっていて、最新のディスプレイと比較するとなんだか暗そうな印象を受けますが、実際にディスプレイを見てみると、とても綺麗だと感じます。快適です。
「16:10」アスペクト比を採用した16インチのディスプレイは15.6インチよりも断然大きく感じて使いやすいです。
ディスプレイの額縁がとても狭いので16インチディスプレイでも従来の15.6インチ並みのサイズに収まっているので、本体そのものはそれほど大きくなっていないのが良いポイントです。
キーボード&タッチパッド
従来のモデルはテンキーレスキーボードでしたが、本モデルからキーボードはテンキー搭載となりました。
と言ってもInspironシリーズもその前のモデルではテンキーが搭載されていましたから、戻ったと言う方が正しいのかもしれません。
16インチノートパソコンですとテンキー付きのモデルが多いですからテンキー付きのモデルの方が人気があるのかもしれませんね。
キーボードは標準的なキーの大きさでタイピングはしやすいと感じます。
テンキーを搭載したことによって、「Enterキー」や「Shiftキー」「Backspaceキー」など、主に左側の小指あたりのキーがやや狭くなっています。最初は戸惑いましたが、この辺は慣れれば全く問題ないと思います。
ホワイトLEDバックライトは搭載されているので、薄暗いシーンでの視認性はよくなっています。
タッチパッドも前モデルと比較するとやや小さくなり、縦8㎝×幅11.5㎝となりました。前モデルは縦9㎝×横13.3㎝でした。
それでも昔のタッチパッドと比較すると大きいので、実際に使ってみても不便に感じることはありませんでした。
電源ボタンには指紋センサーが内蔵されていて、指紋を登録しておくとワンタッチでログインすることが出来ます。
インターフェース
右側面にはUSB Type-Aポートと、SDカードスロット、音声入出力ポートが搭載されています。
左側面には電源ポートとHDMI、USB Type-A、USB Type-Cポートという構成になっています。
USB TYpe-CポートはUSB 3.2 Gen2規格でDisplayPort1.4とPowerDeliveryに対応しています。
電源アダプター
電源アダプターは65Wのアダプターが搭載されています。
DELL Inspiron 16 5640の性能
レビュー機のスペック
レビュー機 | DELL Inspiron 16 5640 |
---|---|
価格 | 販売価格 101,140円(記事執筆時点) ~ |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | インテル® Core™ 5 プロセッサー 120U (12 MB キャッシュ, 10 コア, 12 スレッド, 最大 5.00 GHz) |
メモリ | 16 GB: 2 x 8 GB, DDR5, 5200 MT/s |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
グラフィックス | インテル® グラフィックス(共有メモリー) |
ディスプレイ | 16.0インチ, FHD+ 1920x1200, 60Hz, WVA, 非 タッチ, 非光沢, 250 nit, ComfortView |
光学ドライブ | なし |
質量 | 実測値:1.87kg |
ベンチマークテスト
CINEBENCH 2024
CIENBENCH の数値はマルチ「329pts」シングル「87pts」となっていました。
レビュー機のDELL Inspiron 16 5640に搭載されているCPUは「インテル Core 5 120U」でした。
10コア12スレッド/ブースト時最大3.8GHzという処理性能で、NPUは非搭載となっています。
購入時のカスタマイズでCPUを「Core 7 150U」へとカスタムすることが出来ます。
Crystaldiskmark
Crystaldiskmarkはストレージの読み書き速度を計測するベンチマークテストですが、非常に速い読み書き速度となっていることがわかります。
GeekBENCH
CPU
GPU
GeekBenchというベンチマークテストでCPUとGPUをスコアかしてみました。
ドラゴンクエストX
DELL Inspiron 16 5640はゲーミングノートパソコンではありませんが、ドラゴンクエストのベンチマークテストを使ってみたところ「とても快適」という結果となりました。
DELL Inspiron 16 5640のレビュー まとめ
DELL Inspiron 16 5640は、DELLのスタンダードノートパソコンの中でも1番おすすめのノートパソコンで、サイズ感やスペック、価格などがとても良いモデルです。
今回新しくなった「Inspiron 16 5640」を実際に使ってみて、確実に進化していると感じることが出来ました。
スペック面では第13世代のインテルCoreプロセッサーのリネーム版のCPUとなるので、驚くような性能アップはしていませんが、元々の処理性能が高く、Passmarkのマルチコアスコアも「16919」と高いので、普段使いなどの一般的な使い方では全く不便を感じることが無いレベルです。
新しくなってデザインも変わり、エッジ部分が丸くなっているので、手に馴染みやすいデザインとなっています。キーボードもテンキー搭載となり、事務作業などにはより使いやすくなっていますね。
ディスプレイもキレイで使いやすい解像度です。
持ち運びしたい人でしたら、もう少しコンパクトで軽い14インチぐらいのノートパソコンが良いかもしれませんが、あまり持ち運びしない方には16インチノートパソコンはディスプレイが広くとておおすすめです。
DELL Inspiron 16 5640は、処理性能の高いCPUを搭載したしっかりとしたスペックの16インチノートパソコンで、機能性や使いやすさも良く、MIL-STD-810Hに準拠する堅牢性の高いボディなど魅力的なポイントがたくさんあるスタンダードな16インチノートパソコンの中で一番おすすめのノートパソコンです。
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