HPから販売されている最高級グレードの15.6インチ2in1ノートパソコン「HP Spectre x360 15」のレビューをお届けしたいと思います。
HP Spectre ?360 15のスペック
まずはレビュー機のスペックを見てみましょう。
CPUはノートパソコンとしては最高クラスの高性能なインテル Core i7-8750Hプロセッサーが搭載されています。6コア12スレッドで動作周波数は2.20GHzから最大周波数は4.10GHzというデスクトップPC並の処理性能となっています。
メモリは16GB(2666MHz,DDR4)がオンボードに搭載されていて、増設は不可ですが十分な容量だと思います。
ストレージは標準は512GB SSDで購入時に1TB SSDへのカスタマイズが可能。レビュー機は1TB SSDが搭載されていました。
そして驚きのグラフィックスチップ。この薄さでゲーム用グラフィックスのGeForce GTX1050Tiが搭載されていて、ゲームもプレイ可能となっています。
下表は分かりやすく表にまとめてみました。
機種名 | HP Spectre x360 15 |
価格 | 229,800円 ? レビュー作成時の販売価格 |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
CPU | インテル Core i7-8750H プロセッサー |
メモリ | 16GB (2666MHz,DDR4) |
ストレージ | 500GB SSD (PCIe NVMe) レビュー機は1TB SSD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX1050Ti with MAX-Q Design |
ディスプレイ | 15.6インチ UHD(4K) IPS タッチディスプレイ |
光学ドライブ | なし |
質量 | 約 2.17? |
バッテリー駆動時間 | 最大約13時間45分 |
※表示されておりますスペック・価格につきましては記事掲載当時の情報となります。
変更になる場合もありますので最新の情報は公式サイトにてご確認をお願いいたします。
商品の詳細はこちら⇒HP Spectre ?360 15
HP Spectre x360 15のレビュー
【デザイン】
マットブラックのボディと、外周のエッジ部分やロゴ、ヒンジ部分などはゴールドのエメラルドカット加工が施されていて、高級感を感じるノートパソコンに仕上がっています。
底面には大きめの通気口があり、その中にはファンが2基搭載されています。
そして両サイドには排気口とヒートシンクが搭載されており、高負荷時の熱を効果的に排出できる構造となっています。
ゲームもプレイ可能な高性能なCPUとグラフィックスチップが搭載されているので、冷却性能がしっかりとしているのは必須条件となりますので、ここはうれしいポイントとなっていると思います。
ディスプレイの下部にはHPのノートパソコンの中でも高級グレードにしか使われないHPロゴが使われています。
【ディスプレイ】
ディスプレイは3840×2160ドットの4K UHD画質のIPS液晶が搭載されています。
最近ではテレビでも4K画質は身近になってきていますが、フルHDと比較しても非常にキメの細かい綺麗な映像となっています。
動画だけでなく、インターネットで文字を読んでいるときでもスッキリとした表示になるので、4K画質の良さを体感することが出来ます。
タッチ操作に対応しているので指で直感的に操作したり、付属のタッチペンを使えばメモやイラストなどを実際の紙に書くように使うことが出来ます。
ディスプレイは360度回転可能となっているので、折り返してタブレットのようにすることも可能です。
IPS液晶は視野角が広いので、折り返して縦に使っても画面の色が見づらかったりギラギラすることも無くみやすいディスプレイとなっていました。
【キーボード&タッチパッド】
キーボードはアイソレーションタイプのテンキー付きのキーボードが搭載されています。
非常にスリムなボディのノートパソコンなので、キーストロークは短めですが打ち心地はソフトでスイッチ感もあり、タイピングはしやすいと感じます。
白色のLEDバックライトが搭載されているので、薄暗いシーンでの視認性も良く使いやすいです。バックライトは明るさを2段階に調節できました。
ファンクションキーは機能キーに割り当てられているので、F10キーやF7キーなどで文字変換をする方はBIOSで設定を直したほうがタイピングしやすくなるかもしれません。
タッチパッドは幅の広いタッチパッドで、ワイド画面にぴったりの使いやすいサイズです。
タッチパッドにかぶせ気味でキーボードをタイピングしてみたりしたのですが、タイピング中にカーソルが飛んでしまうような誤作は起こりませんでした。
感度もよく、滑りもいいタッチパッドで使いやすいと思いました。
【インターフェイス】
右側面にはMicroSDカードスロットとUSB Type-Aポート、USB Type-Cが2ポート搭載されています。
USB Type-Cポートの1つは斜めに配置することで、接続したケーブルが邪魔にならないように配慮されていました。
左側面には電源ポートとHDMIポート、音声入出力ポートが搭載されています。
左側の斜めの部分には電源ボタンが搭載されています。最初はちょっとわかりづらい位置でした。
HP Spectre x360 15のベンチマーク
PCMark10
PCMark 10はパソコンの総合的な性能を数値化するベンチマークテストです。
総合のスコアは「4596」でした。
そのほかのスコアは以下の通り。
Essentials | 8411 |
Productivity | 6624 |
Digital Content Creation | 4730 |
CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkはストレージの読み書き速度を計測するベンチマークソフトです。
HP Spectre x360 15には読み書き速度の非常に速いNVMe SSDが搭載されているので、HDDと比較しても10倍ぐらいの高速な読み書き速度となっていました。
ファイナルファンタジーXV
HP Spectre ?360 15にはゲーム用のグラフィックスチップ「GeForce GTX1050Ti」が搭載されているので、ゲーム用のベンチマークソフトでも計測してみました。
ベンチマークは最新のファイナルファンタジーXVのベンチマークソフトです。
画質の設定を「標準」と「高品質」で計測しました。
高品質の方ではやや重いという結果となりましたが、標準設定であればプレイ可能ではないかと思います。
また、ファイナルファンタジー以外にも人気のFPSゲームの「PUBG」をプレイしてみました。
こちらは画質設定を最低まで下げると60FPS前後で楽しむことができましたが、たまに40FPSぐらいに下がりカクつくときもありました。
?HP Spectre x360 15の使い心地
マットブラックとゴールドの高級感のあるデザインとなっている15.6インチノートパソコンとなっています。
このスリムなボディにノートパソコン用としては最高級クラスのCPUとゲームも楽しめるグラフィックスが搭載しているのは信じられません。
処理性能の高さとストレージの読み書き速度の速さのおかげで、非常にレスポンスの良いサクサク動作するノートパソコンに仕上がっています。アプリケーションの起動も、インストール作業だって一瞬で完了する速さで、ほかのPCがとても遅く感じてしまいます。
ディスプレイが360度回転するので、タブレットにしたりノートのようにイラストを描いたりすることも可能となっています。ただ重量は2?ほどあるので、特別軽く感じることはありませんので、8インチぐらいのタブレットのように「片手でもって片手で気軽に操作」という具合には行かないかもしれません。
スリムで高性能、変形できるボディという特徴的な15.6インチとなています。外出先でもどこでもしっかりとした性能で作業やゲームを楽しみたい。そして、ゲームも楽しみたいという方に非常におすすめな、幅広い楽しみ方のできる15.6インチの万能2in1ノートパソコンだと感じます。
商品の詳細はこちら⇒HP Spectre ?360 15
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