Lenovoから発売されたコストパフォーマンスの非常に高いスタンダードノートパソコン「ThinkBook 15」をレビューします。
レビュー機「Lenovo ThinkBook 15」のスペック
機種名 | Lenovo ThinkBook 15 |
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価格 | 通常価格 126,500円 クーポン価格 70,400円 ~ レビュー作成時の価格 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i5-10210U プロセッサー |
メモリ | 8.0GB |
ストレージ | 256GB NVMe SSD |
グラフィックス | CPU内蔵 (インテル HD グラフィックス) |
ディスプレイ | 15.6インチ フルHD IPS 光沢なし 1920×1080 |
光学ドライブ | なし |
質量 | 約 1.84㎏~ (カタログ値) |
※注意点
現在Lenovo ThinkBook 15シリーズは同じ第10世代のインテルCore i5シリーズでもレビュー機に搭載されている「Core i5-10210Uプロセッサー」と「Core i5-1035G1プロセッサー」という2種類のCPUが搭載されたモデルがそれぞれ販売されています。CPUにこだわる方はご注意ください。
Lenovo ThinkBook 15の外観と機能性
デザイン
外観のデザインから見ていきましょう!
天板はアルミ素材を使ったシルバーのデザイン。メタリック調のカラーリングとなっています。
そしてシンプルなデザインの中に「Lenovo」と「ThinkBook」のロゴがあしらわれています。
底面カバーはプラスティック系の素材が使われているようで、この辺でコストを抑えているのかな?という印象を受けます。
普段あまり見ないところですから、よほどこだわる人でなければ問題ないでしょう。
キーボード面はヘアライン加工が施されたデザインとなっています。
ディスプレイ
ディスプレイは1920×1080ドットのフルHD液晶が搭載。IPS液晶なので発色も良く、非光沢タイプなので、照明などの映り込みを気にせずスッキリとした映像で作業に集中することが出来ます。
ディスプレイサイズは15.6インチでノートパソコンとしては標準的な大きさです。従来のノートパソコンよりも額縁が狭いので、ディスプレイにより集中できる気がしました。
キーボード&タッチパッド
「ThinkBook 15」のキーボードです。
アイソレーションタイプのテンキー付きキーボードが搭載されています。キーストロークは短め、キートップは平ら、というキーボードでタイピングはもちろん普通にできますが、ThinkPadのような打ち心地の良さは感じることができませんでした。
キーボードにはホワイトLEDバックライトが搭載されています。薄暗いシーンでも視認性が良いのはもちろんですが、デザイン的にもカッコイイキーボードだと思います。
タッチパッドは本体の中央ではなく、ホームキーに手を置いた時に手と手の間に来るように
設計されているので、タイピング中も掌が触れてしまうことが少なく、誤作動のないタッチパッドとなっています。
インターフェイス
左側面
右側面
カバー付きUSBポート
※写真は「ThinkBook14」のものです。
標準的なビジネス向けノートパソコンということで、インターフェイスは比較的充実しており、DVDドライブこそ無いもののUSBポートやSDカードスロット、HDMIポートなど一通りはそろっていますね。
中でも便利だと思ったのはカバー付きのUSB2.0ポートです。付けっぱなしにしておくと嵩張るワイヤレスマウスのレシーバーもカバーの中にしまっておけば付けたまま鞄の中にしまうこともできますし、コンパクトなUSBメモリーなら内蔵ストレージのように使うこともできそうな、すべてのノートパソコンに標準装備してもらいたいインターフェイスです。
電源ボタン
電源ボタンは指紋認証センサーが搭載されており、ワンタッチで指紋認証と電源オンをすることが出来る便利な機能となっています。
Lenovo ThinkBook 15の性能
Lenovo ThinkBook 15には最新の第10世代の「インテル Core i5-10210Uプロセッサー」が搭載されていて、処理性能はとても高いモデルとなっています。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20というCPUの性能を計測するベンチマークテストでは「1354」というスコアでした。
ThinkBook 15のメモリは8GBと余裕の容量で、ストレージには256GB NVMe SSDが搭載されています。
CrystaldiskMark
CrystaldiskMarkというストレージの読み書き速度を計測するベンチマークテストでは、標準的なHDDと比較しても非常に速い数値となっていました。
ThinkBook 15の使い心地
最新のCore i5プロセッサーと余裕のはる8GBメモリ、読み書き速度の非常に速い256GB NVMe SSDを搭載しているので、パソコンの動作は電源オンからアプリケーションの立ち上げまで非常に速く、普段使いをサクサクとこなすことが出来るようになっています。
アプリケーションのインストールなどの作業も非常に速いのが印象的です。
動画編集やエンコード作業となると上位のCPUも選択肢に入ってくるかもしれませんが、インターネットやメール、Officeソフトなど普段使いメインでしたら、サクサクと快適に使える性能と言えるでしょう。
充実したインターフェイスや、画質や色合いのきれいなディスプレイなど、スペック以外の面でも非常に使いやすくなっていて、コストパフォーマンスも高いという、ビジネス用15.6インチノートパソコンをお探しの方にはどなたにもおすすめできる魅力的なモデルだと感じました。
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